2024年に会社辞めて独立

【週刊会計ログ9号】顧客の悩みを引き出して帳簿屋から脱せよ

インターネット・スマホ・SNSの普及により、誰でも、どこからでも世界中の情報を取得できる時代になりました。「普通に定年まで同じ会社で働き続ける」「終身雇用・年功序列」といった時代は終わりを迎えようとしています

この記事では”会社員で副業を始めた”、”会社員を辞めて独立起業したい”方向けに、会計事務所での実務1週間の体験を基に、起業の盾(守り)として必要な”簿記会計”についてや、会社での働き方・改善についての考えや気づき・教訓を記載します
会計事務所の基本業務=”企業で義務付けられている会計・税務”の悩み解決や手伝いです
1週間毎に記事を更新していますので、季節的な企業の会計税務の実務を知ることができます

今週の体験から伝えたいこと


★顧客の悩みを引き出して帳簿屋から脱せよ

★マネーフォワードクラウドで徹底的に業務効率化

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実務体験記 2022年12月26日~30日

■月曜12/26:顧客訪問
帳簿・領収書・請求書チェック、年末調整
月次業績報告

■火曜12/27:顧客訪問
帳簿・領収書・請求書チェック
設備投資の相談を受ける

■水曜12/28:顧客訪問
帳簿・領収書・請求書チェック
月次業績報告

■木曜12/29:仕事納め
会社の大掃除、納会

■金曜12/30:年末年始休暇

2022年の業務が終了しました!
今年は従来のインストール型会計ソフトから、大きな業務効率化に繋がるクラウド会計マネーフォワードやfreeeの導入を率先して行う年になりました
来年も引き続きクラウド会計の導入を加速させ、顧客の悩み解決に尽力致します!

今週の火曜日の出来事です
関与して1年の、温泉旅館を経営している顧客から相談を受けました
「コロナで閉業になった温泉旅館の建物と土地を買いたい、計画策定を手伝って欲しい」

非常に嬉しくワクワクしました

銀行から資金調達するのが難しい状況

今回の顧客は最近既存旅館の大型設備投資を行ったばかりで、そこまで財務基盤が安定していません
債務超過(貸借対照表の資産より負債が多い状態)ではありませんが、純資産(=資産-負債)が資本金を下回っている、いわゆる資本欠損の状態です
そのため自己資本比率(=純資産÷総資本)も同業種水準より低いです

逆境だからこそ失敗を恐れない

顧客も今の状態では、銀行からの資金調達が難しい事は理解しています
それでも顧客の「やりたい!」という意思が強く、何より相談頂けたことが嬉しいので1月から計画策定に着手します
私と顧客とで納得いく計画をすり合わせ、銀行を納得させる事ができるか?
楽しみですね
失うモノは無いので突き進むのみ

計画策定のマネタイズについて

銀行から資金調達をするために計画策定を会計事務所で行う場合、毎月の顧問料報酬とは別に報酬を頂きます
まず無料で簡単な収支計画を作成し顧客に提示し、銀行提出用の作成から報酬を頂きます
報酬は”着手金”と資金調達できた場合の”成功報酬”のミックスです

基本業務を疎かにしない

普段から簿記会計や税務の悩み相談をレスポンスよく丁寧に応えてきた結果、事業の設備投資案件の悩み相談を受けることが出来たと考えます

会計事務所の遠くない未来

会計事務所(税理士事務所)の基本業務である「簿記会計」「決算・確定申告」の指導・代行は機械(AI)に移管されて行きます
仕事が無くなる訳ではありませんが、既存の仕事は縮小していきます

これから会計事務所がやるべき事
顧問先企業のAI移管の導入運用を加速させる
経営、事業のサポートに注力する(コンサル志向)

人にしか出来ない「悩み解決」に取り組む
人と人とのコミュニケーションは無くならない

マネーフォワードクラウドを導入する事は、経理・簿記会計のAI移管です

仕訳計上自動化

仕訳伝票を日付・消費税区分・借方科目・貸方科目・金額・取引先まで手打ちで入力してませんか?
請求書ソフト・給与ソフト・経費精算ソフト・ネットバンク連携で仕訳計上を自動化しましょう
従来の半分以下の時間で簿記会計の処理ができます

月次業績確認スピード化

企業の業績確認はひと月毎に行いましょう
仕訳の自動化を行うことで当月の業績確認を翌月の1週目以内で行えます
情報はよりタイムリーに確認できた方が良いですよね!

証憑書類の電子データ保存

領収書・請求書の保存は紙媒体から電子データに移行しましょう
保存作業やスペースの効率化が出来ます
現金決済を極力無くし、クレジットカードを増やすことで、更に効率化が可能です

浮いた時間を企業のより必要な事に

経理・簿記会計の時間短縮ができたら、浮いた時間を企業のより必要な事に使いましょう

例えば
・企業のホームページ強化
・Twitter・Instagram等のSNSアカウント運用
・人材育成、人事評価制度への取り組み
・業務マニュアルの作成

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会社員プロフィール

私は会計事務所(税理士事務所)に勤めるサラリーマン

過去に2回転職しており3社目
過去2社では営業職をしてました

会計事務所に入社して8年目

税理士資格無し
保有資格は高校2年時に取得した日商簿記2級

2022年8月中小企業診断士の1次試験に挑戦

経営法務」「経営情報システム」に合格してます
[以下自己採点結果]
・経済学政策24点
・財務会計52点
・企業経営52点
・運営管理51点
・経営法務64点(合格)
・経営情報システム60点(合格)
・中小企業経営・政策50点

会社の仕事への思い

会社の仕事では顧客の財務体質の改善や業務効率化の提案サポートにやりがいを感じてます
社内には尊敬できる人もおり、日々勉強させてもらってます
ただ、今の仕事はどうしても繰り返しの作業が8割くらいあり、飽きて苦になることもあります
(繰り返しの作業:「帳簿チェック」「決算・確定申告書代理作成」「年末調整業務」)

人生は一度きり

この会社で学んでいること(簿記・財務・会計・税金)
このブログサイト運営で学ぶことを活かし、脱サラし起業する事を決意しています

顧問先企業(法人や個人事業主)へ
■日々の簿記の指導
■年に1回の確定申告書(決算)の代理作成
■ひと月・四半期・半期での業績報告
■その他、財務・会計・税務相談の対応
■業績悪化先の経営改善計画策定及びモニタリング
DX導入運用支援(仕訳自動化、会計・請求・給与・勤怠・清算の連携)

■経営者とのやり取りが多い事
■いち企業の代表者から相談を受ける・話せる
■顧客と横目線でコミュニケーションが取れる
■経営者と関われるので刺激になる
■多種な業界を薄く広く見る・知る事ができる

■個人・法人の税金や簿記会計に詳しくなる

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まとめ

【今週の体験から伝えたいこと】

顧客の悩みを引き出して帳簿屋から脱せよ
これから会計事務所がやるべき事
・顧問先企業のAI移管の導入運用を加速させる
・経営、事業のサポートに注力する(コンサル志向)

★マネーフォワードクラウドで徹底的に業務効率化
経理・簿記会計の時間短縮ができたら、浮いた時間を企業のより必要な事に使いましょう

どんな仕事も「顧客の悩みを解決する」事に価値がある
ではまた🌸

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