「どんな人向けのランニングシューズ?」
「アシックスのエボライド3の
履き心地はどう?」
「サイズ感や重さは?」
ランニングシューズの選択でお悩みのあなたに、実際に使用した体験をもとにレビュー致します
【この記事でわかること】
アシックス エボライド3は
●どんな人向けか
●どんなランニングシューズか
●メリット・デメリットは

めかぶ
筆者はエボライド3のワイドモデル(3E)をフルマラソンの練習に約半年使いました
トータルの走行距離は約600km超え
ジョギングやLSD、20km・30km走、ペース走、ビルドアップ走までエボライド1足で走り切り、ケガ無く心地良く使用することができました
値段も1万円以下で購入できるため、コストパフォーマンスにも優れたお勧めの1足です
目次
どんな人向けか?
●フルマラソンでサブ4〜サブ5を目指す人
●ナイキ・アディダスのランニングシューズを履いて横幅や甲がキツいと感じる人
●1万円以下でランニングシューズを購入したい人
サブ4からサブ5を目標に練習する人
1kmを5分から7分くらいで走るのに最適なシューズです
フルマラソンサブ4達成のイーブンペースは1kmを5分41秒
サブ5達成の場合は1kmを7分06秒となります
もちろんマラソン本番でイーブンペースで走り続けるのは困難なため、目標達成のイーブンペースより5~10秒くらい速いペースで走る事になります
そのためには、本番より速いペース(5分00秒~6分30秒)で10kmのペース走を行ったり、長い距離に慣れるため7分前後のペースで20km~30kmのLSDを行います
ナイキやアディダスを履いて横幅や甲がきついと感じる人
ナイキやアディダスのランニングシューズはオシャレでかっこいいですよね
しかしながら、足の横幅や甲がきつい場合がありますよね?
『そんな人は、エボライド3のワイドサイズを選択しましょう』
筆者はマラソン練習を始めた当初、厚底シューズのパイオニアであるナイキのランニングシューズを履いていました
カッコいいし、最新のテクノロジーを味わいたかったからです
しかし、通常アシックスのワイドサイズ25.5cmを履く筆者にとっては、横幅が合わず甲もきついため本当にピッタリ合うシューズはありませんでした
それでも流行りや外観を優先し26.5cmのシューズを履いて練習しました
その結果、「かかとの皮がむける」「特定の足の爪が毎回内出血する」といったダメージを受けました
シューズは何も悪くなく、合わないシューズを選ぶ自分が悪い
無理して履いても、良いパフォーマンスは発揮できません
アシックスは老舗の日本人の足に合うシューズを制作するメーカーです
現在は厚底のテクノロジーを反映させたシューズを多く出しており、ワイドサイズのラインナップも豊富です
どんなランニングシューズか?
●2022年6月にアシックスから発売されたランニングシューズ
●キャッチコピーは「もっと楽に」「もっと長く」「楽しみ続く」
●履き心地が自然で気持ちいい
●「クッション性」「軽さ」「硬さ」が揃ったバランス良いシューズ
●練習から本番用まで使える
●カーボンプレートが入っていないため、シューズに頼らず自分で走る感覚が強い
エボライド3のスペック
↓↓ メンズ ↓↓
製造国 | ベトナム |
サイズ | 24.5~29.0(0.5刻み) 29.0~32.0(1.0刻み) |
幅 | スタンダード(2E)/ワイド(3E) |
インナーソール素材 (インナーソール=中敷き) | 合成樹脂/取り外し可 |
アッパー素材 (アッパー=足の甲部) | 合成繊維・合成樹脂 |
アウトソール素材 (アウトソール=靴底) | ゴム |
重量 | 約210g(27.0cm) |
価格(定価) | 11,000円(税込) |
↓↓ レディース ↓↓
製造国 | ベトナム |
サイズ | 22.5~26.5(0.5刻み) |
幅 | スタンダード(E)/ワイド(2E) |
インナーソール素材 (インナーソール=中敷き) | 合成樹脂/取り外し可 |
アッパー素材 (アッパー=足の甲部) | 合成繊維・合成樹脂 |
アウトソール素材 (アウトソール=靴底) | ゴム |
重量 | 約190g(25.0cm) |
価格(定価) | 11,000円(税込) |
エボライド3の外観
600km走行後のシューズです
汚れもありますがリアルを見せたいため、お許しください








エボライド3の特徴
ラクに走るためのシューズ構造

ガイドソールテクノロジー(カーブしたソール形状)によって足首の屈曲を抑え、より効率的に足を前に運ぶ
さらなる軽量化でスピードが出しやすい

薄いシュータンを採用
アッパー(足の甲部)のメッシュ目を大きくしたことで通気性が向上し軽量化を実現
エボライド3の重さ
メンズ:約210g(27.0cm)
レディス:約190g(25.0cm)
履き心地のやわらかさを追求

クッション性に優れた素材「FLYTEFOAM」をミッドソール全面に使用することで、履き心地のやわらかさを追求
エボライド3のメリット
●ミッドソールにFLYTEFOAMが採用されており高いクッション性を実現
●アウトソールのAHARPLUSにより高い耐久性を実現
●軽い!重量210g(27.0)前作2は235g
●「クッション性」「硬さ(耐久性)」「軽量」の3拍子が詰まっている
※ AHARPLUSはアシックスで通常使用されているラバーと比較して約3倍の耐摩耗性を実現したといわれる特別な素材
※FLYTEFOAMはアシックススポーツ工学研究所が開発した”ミッドソール素材”
「軽量なミッドソールはもろく、安定性に欠ける」というこれまでの概念を覆し、軽量でありながらへたりにくく、持続的なクッショニングを発揮する素材
かかと部から中足部の前方(親指の根元)あたりまで分厚いミッドソールが搭載されているため、かかとで設置するヒールストライクや中足部で接地するミッドフットの人には特にオススメ
エボライド3のデメリット
●前への推進力は感じにくい
カーボンプレートが入っていないからだと思います
しかしながら、前への推進力が強いシューズは「走らされる」感覚もあります
無理なペースで走り続けると足を痛めてしまいます
そのように考えると、練習では「自分の足で走る」感覚を身につけることが大切です
練習では自力がつき、怪我をしにくいシューズを選択した方がいいです
エボライド3とマジックスピード2を履いての比較
筆者はフルマラソン本番では「マジックスピード2」を使用しました
練習で「エボライド3」を使い約600km走行しています
エボライド3はマジックスピード2と比較し、自分で走っている感覚が強かったです
(マジックスピード2はカーボンプレートが入っており、反発や前への推進力が強く、時折走らされる感覚がありました)
【エボライド3】
●ランニングシューズ自体に頼らず、自身の力で「走力」と「スタミナ(体力)」を鍛える
●練習と本番どちらも使える
●フルマラソン本番の達成目安はサブ4~サブ5
【マジックスピード2】
●フルマラソン本番で使用する
●フルマラソン本番の達成目安はサブ3.5~サブ4.5
●強度の強い練習(インターバルやペース走)を行う時に使用する
エボライド3で600km走った体感

600km走破のまとめ
エボライド3で行った練習内容
●メイン練習はジョギング(6分00秒前後)
のんびりのジョギングでは7分00秒くらいのペースで走ったり、最後の1kmだけ5分00秒で走ったりしていました
時折
●10~15kmペース走(5分30秒)
●20~30km走(6分30秒)
走る場所や体へのダメージ
走る場所はアスファルトが多いですが、道中で芝生や土の上を走りました
どこを走っても”自分で走る感覚”を得られました
練習では80%までと決めており、限界まで追い込む事はしていませんが、普段より速く走ったり、長く走ったりしても長引くようなダメージやケガはありませんでした
(筋肉痛になる事はあります)
ちなみに筆者は身長174cm、体重70kgとランナーとしては決して軽い体ではありません
エボライド3のサイズ感・履き心地
足へのフィット感が丁度いい
筆者は以前はナイキを履いていたが、正直合っていなかった
流行りでカッコいいからと、合わない靴を履き続けた結果「爪が割れ」たり「皮がむけ」たりしました
エボライド3を履いてから、そういったケガは無くなりました
ランニングシューズの寿命
ランニングシューズの寿命は700km走行までと言われます
700km走ればクッション性が無くなります
そのようなシューズを履き続けると股関節や膝関節、足関節にダメージがきます
故障やケガに繋がるので、履き続けてはいけません
実際に筆者のエボライド3もクッション性が無くなってきています
そろそろ替え時です
そんな時、1万円以下で購入できる”優れた”ランニングシューズが「エボライド3」です
まとめ
【エボライド3 レビュー】
★どんな人向けのランニングシューズか?
●フルマラソンサブ4~5を目標にする人
●ナイキ・アディダスのランニングシューズを履いて横幅や甲がキツイと感じる人
●1万円以下のランニングシューズを購入したい人
★どんなランニングシューズか?
●履き心地が自然
●「クッション性」「軽さ」「硬さ」が揃っている
●カーボンプレートが入っていないため、前への推進力は感じにくい
●カーボンプレートが入っていないため、靴に頼らず自分で走る感覚が強い
★実際に600km走って
●自力で走る感覚が強い
●ジョギング・ペース走・LSDまで1足でこなせる
●足へのフィットが丁度いいのでケガ無し、長引くダメージ無しで練習を継続できた

めかぶ
2023年1月8日の菜の花マラソンではサブ5を達成する事ができました
練習で使用していたのが「エボライド3」です
本当に「クッション性」「軽さ」「ほどよい硬さ」が揃っています
前述していますが繰り返します
ランニングシューズの寿命は700km走行までと言われます
700km走ればクッション性が無くなります
そのようなシューズを履き続けると股関節や膝関節、足関節にダメージがきます
実際に筆者のエボライド3もクッション性が無くなってきています
替え時です
そんな時、1万円以下で購入できる”優れた”ランニングシューズが「エボライド3」です
是非履いて欲しいシューズの1足です