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【本番30kmで足つったけど…】マジックスピード2をレビュー

「どんな人向けのランニングシューズ?」
「アシックスのマジックスピード2の
履き心地はどう?」
「サイズ感や重さは?」
「カーボンプレートの影響は?」


ランニングシューズの選択でお悩みのあなたに、実際にフルマラソン本番で使用した体験をもとにレビュー致します

【この記事でわかること】

アシックス マジックスピード2は
●どんな人向けか

●どんなランニングシューズか


●メリット・デメリットは


●カーボンプレート無しエボライド3との比較


筆者の苦い経験からの教訓

めかぶ

めかぶ

筆者はマジックスピード2のワイドモデル(3E)をフルマラソンの本番で使用しました

使用した大会は2023年1月8日の菜の花マラソンです
ゴールタイムは4時間48分(サブ5初達成)

実は目標は4時間30分切り(サブ4.5)でした
(一定のペースで走ったとして1kmあたり6分20秒です)

本番では30kmまで6分10秒を切るくらいのペースで走れたのですが、30kmを超えてから壁にぶち当たりました
「走り続けるのがきつくなり」「足はつり」無念のウォーキングデッド状態に

マジックスピード2は「厚底」で「カーボンプレート搭載」の昨今人気のテクノロジーが採用されたランニングシューズです

カーボンプレート非搭載のシューズに比べ
反発力前への推進力が非常に優れています

正直、筆者の走力では”まだ履きこなせるレベルのシューズではなかった”と考えています

是非本記事を見てご参考にして下さい

どんな人向けか?

●フルマラソンでサブ3.5~サブ4.5を目指す人

●ナイキ・アディダスのランニングシューズを履いて横幅や甲がキツいと感じる

2万円以下で本番用のランニングシューズを購入したい人

●現状はサブ5レベルだけど、強めの練習を取り入れてレベルアップを目指す人

中級者以上向け

フルマラソンのサブ4達成者は約20%と言われます
マジックスピード2はサブ4を達成済みか、達成を目指して取り組んでいる人向けと言えます

筆者も練習とフルマラソン本番でマジックスピード2を履いており
感覚としては1kmを4分50秒~6分00秒ペースで走るのが丁度良く感じました

普段の練習ではエボライド3を使用しているのですが、
比較すると「同じ感覚で走っているのに、速く走れている」

その理由はカーボンプレートを搭載しているからです
”反発性”があり”前への推進力”が優れているため
カーボンプレート非搭載のシューズと比べると同じ感覚で走っていてもペースが速くなります

速く走れるのは良いことなんですが、リスクもあります

初心者にはリスクあり

マジックスピード2を筆者のようなサブ5レベルのランナーが本番で履くと、始めは普段のペースより速く走れてしまい後半以降でガス欠になる恐れがあります
実際に筆者は本番でそうなっています(笑)

シューズの力で普段より速く走れるのは体力(スタミナ)があるうちだけです
結局のところ、”シューズに走らされた”ところで実力以上の体力(スタミナ)がついているわけではないため、どこかで限界がきます

筆者の体験談

筆者は本番でマジックスピード2を使用し6分10秒を切るくらいのペースで30kmまでは順調に走れましたが、30km以降に体力と足の限界がきてしまい、ウォーキングデッド状態になっています

歩いて回復して、ゆっくりでいいと自分に言い聞かせ7分ペースくらいで走ろうとするのですが、走り出すと6分くらになってしまうんです
当然すぐにバテてしまい、また歩いてしまうという事態に

マジックスピード2自体は素晴らしいシューズです
ただ、走りこなすには相応の実力が必要になります

サブ5以下の方が本番で履くことは正直お勧めできませんが、強くなるための練習で履くことは推奨します

筆者も、短い距離のペース走やインターバルで使用して鍛えていきます!

元祖厚底シューズのかっこいいナイキ
カラフルでおしゃれなアディダス

履きたいけど、足に合わないという方も多いのではないでしょうか?
キツイけど無理して履いたり、大きめのサイズを履いたりしていませんか?
ケガやパフォーマンス低下に繋がる可能性があるため
ワイドモデルも充実したアシックスのランニングシューズを履きましょう!

今やアシックスも”厚底”で”カーボンプレート搭載”のシューズが充実しています
マジックスピード2もそうです

サブ5以下の人が本番で履くことは筆者の経験からお勧めできませんが、練習で履くことはお勧めです

サブ4を狙う人でも、主な練習はジョギングです
ジョギングではカーボン非搭載のシューズを履く場合が多いです

そんな中、時折強めの練習を入れます
本番のペースに余裕をもつためのインターバルやペース走です
普段より速いペースで走る時にマジックスピード2を使うといいです
前述で「シューズに走らされる」という表現をしましたが、練習ではシューズに鍛えてもらう」ようにしましょう

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どんなランニングシューズか?

●マジックスピード2は、2022年9月にアシックスから発売されたカーボン入り厚底ランニングシューズ

●キャッチコピーは「自分史上、最速の自分へ」

●カーボンが入っているのにクッション性があり履き心地が柔らかい

●クッション性に加え、フルレングスのカーボンプレート搭載による反発がより前へ推す

●METASPEED+シリーズにも搭載されているASICSGRIP採用により様々な路面コンディションでも優れたグリップ力を発揮

↓↓ メンズ ↓↓

製造国ベトナム
サイズ24.5~29.0(0.5刻み)
29.0~32.0(1.0刻み)
スタンダード(2E)/ワイド(3E)
インナーソール素材
(インナーソール=中敷き)
合成樹脂/固定式
アッパー素材
(アッパー=足の甲部)
合成繊維
アウトソール素材
(アウトソール=靴底)
ゴム
重量約240g(27.0cm)
価格(定価)16,500円(税込)

↓↓ レディース ↓↓

製造国ベトナム
サイズ22.5~26.5(0.5刻み)
スタンダード(E)
インナーソール素材
(インナーソール=中敷き)
合成樹脂/固定式
アッパー素材
(アッパー=足の甲部)
合成繊維
アウトソール素材
(アウトソール=靴底)
ゴム
重量約200g(25.0cm)
価格(定価)16,500円(税込)

菜の花マラソン後のシューズ状態です
汚れもありますがリアルを見せたいため、お許し下さい

上からの見た目
横から(外側)の見た目
横から(内側)の見た目
かかと部真後ろの見た目
かかと部内側の見た目
甲からつま先部の見た目
くつ底の見た目
シュータン(足の甲を保護するパーツ)見た目

フルレングスのカーボンプレート搭載

asics公式ページより引用(こちら)

前足(マジックスピード)は前足部のみであったカーボンプレートをかかと部から前足部にフルレングスで搭載
蹴り出しの動きを安定させ、前方へ推進する効果を発揮

弾むような反発力

asics公式ページより引用(こちら)

ミッドソールの上層に軽量で反発性に優れたFF BLAST PLUSを採用
さらにかかと部の厚みを前作より厚くすることで足への負担を軽減

力強いグリップ力

asics公式ページより引用(こちら)

METASPEED+シリーズにも搭載されているASICSGRIPを採用
さまざまな路面コンディションでも優れたグリップ力を発揮

●カーボンプレートが足全体に入ったことでグイグイ前へ進む

●かかと部が前作より厚いため足への負担軽減

●コストパフォーマンスに優れている

マジックスピード2は定価16,500円(税込)

フルレングスカーボンシューズを価格で比較

シューズ名税込価格
アシックス マジックスピード216,500円
アシックス メタスピード27,500円
ナイキ ヴェイパーフライ26,950円
ナイキ アルファフライ33,000円
アディダス タクミセン20,900円
アディダス アディオスプロ326,400円

使用している素材の違い、重量の違いがあり価格差があるわけですが
「安かろう悪かろう」のシューズではありません
「フルレングスカーボン」を初めて体験する人には最適なシューズです

●カーボンプレートの影響でゆっくり走れない

●カーボンプレートに慣れるのに時間がかかる

●着地の感覚が少し柔らかく感じる

ゆっくり走れない

実際に走ってみて
1kmを5分切るくらい~遅くて6分くらいになってしまいます
ゆっくり走ろうとしても、カーボンプレートのグイグイ前へ進む推進力で、走らされてしまいます

やはり、意図して速く走る練習をする場合や、本番でサブ3.5~サブ4.5を狙う場合に履くのが適していると感じます

ジョギングやLSDを行う場合は、カーボンプレート無しのエボライド3等のランニングシューズを使うことをお勧めします

慣れるのに時間がかかる

カーボンプレートのランニングシューズを初めて履く人は慣れるのに時間がかかるため、本番でいきなり使うのはやめましょう

従来のカーボンプレート無しのシューズとは感覚が違います
反発性・前への推進力本当に強いです

シューズの力で速く走ることができるのですが、足への負担が大きいです

筆者はマジックスピード2で初めてカーボンプレートを体験しています
本番用として購入しました
本番の2週間前から試し履きしましたが、正直もっと前から試用した方がよかったと感じます

なぜかというと
カーボンプレート無し(筆者はエボライド3)のシューズで走っている時と比べ、足へのダメージが強かったです
特に「太ももうら」と「ふくらはぎ」にハリや筋肉痛がきました

筆者は基本かかと~フラット着地です

どのシューズでも同じ走り方なんですが、各シューズでやはり違いはあります
1ヶ月前から履いて慣らすべきだったと考えています

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マジックスピード2とエボライド2を比較

マジックスピード2エボライド3
用途本番・強度の強い練習練習・本番(サブ4~5)
前への推進力強い弱い
クッション性良い良い
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マジックスピード2の体験ストーリー

筆者は2回目のフルマラソンでマジックスピード2を使用しました

参加した大会は2023年1月8日に開催された「菜の花マラソン」です

結果は4時間48分で記録更新
初のサブ5達成となりました
(1回目は5時間23分)

実は目標はサブ4.5(4時間30分切り)でした
1kmあたり6分20秒です

目標達成ならず、それに加え走り切ることもできず、途中歩きも入りました

今回のマラソンに向けて

練習は半年前から取り組み、ランニングシューズはエボライド3を使用しました

月間走行距離の平均は100km
ポイント練習で30km走も実行

1回目のマラソン時より充実した練習ができました

サブ4.5達成に向けマジックスピード2を購入

サブ4.5達成の可能性を上げるためマジックスピード2を購入しました
本番の1週間前から履き、反発性や前への推進力を体感して、「厚底」「カーホーンプレート」のすごさを知りました

ほんと、エボライド3と比較して、同じ感覚で走ってグイグイ前に進むんです

菜の花マラソン本番

準備がしっかりできたのて、ワクワクしながら本番を迎えました

冷静に余裕あるペースでスタートをきれ、30kmまで6分10秒を切るくらいの理想のペースで走ることができ順調でした

しかし、そこから壁にぶち当たります
本記事のタイトルにもありますが、30kmを過ぎてから足がつりました
それだけでなく、体力も限界にきてました
急に体力切れがきた感覚でした

それからは、いったん回復させるため歩き、ゆっくりでいいから走り出すのですが、7分ペースでいいのに、6分になっちゃうんです

ゆっくり走れないからすぐに体力が消耗し、走り続けることができません
30km以降は、歩いては少し走り、また歩くの繰り返し
最後の1kmさえ走り続けることができませんでした

苦い経験から

まだフルマラソンでマジックスピード2を履きこなす走力とスタミナ(体力)が付いてなかったことを察しました

足がつったのは筆者の実力不足

良い経験ができました
1年後のリベンジに向けて
強度をあげた速いペースで走る練習で
マジックスピード2を履いて鍛えます

そのためには基本のジョギングやLSDでスタミナをつけます
履くシューズはカーボン非搭載のエボライド3等です

昨今はテクノロジーの進化で厚底・カーボンプレートがマラソン本番シューズの主流です
あなたも最新のテクノロジーを導入したければ、ある程度練習を積んで使うことをお勧めします

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まとめ

【マジックスピード2のレビュー】

どんな人向けか?
●フルマラソンでサブ3.5~サブ4.5を目指す

●ナイキ・アディダスのランニングシューズを履いて横幅や甲がキツいと感じる

●2万円以下で厚底・カーボンプレート搭載のシューズを買いたい

●現状はサブ5レベルだけど、強めの練習を取り入れてレベルアップを目指す


どんなランニングシューズか?
●厚底+フルレングスカーボンプレート搭載のランニングシューズ

●カーボン入りだが、クッション性に優れており履き心地が柔らかい

●反発性と前への推進力が優れている


マジックスピード2とエボライド3比較

●マジックスピード2は「本番」と「強度の強い練習」時に使用するのがお勧め

●エボライド3は本番では「サブ4~サブ5」で使用し、練習ではジョギングやLSDで使用するのがお勧め

めかぶ

めかぶ

苦い経験もしましたが、2023年1月8日の菜の花マラソンではサブ5を達成する事ができました

マジックスピード2を使って、途中まではサブ4.5にも届きかけていたのですが、現実はそんなに甘くなかったです

このままでは終われません

来年再びリベンジしてサブ4.5を目指します

1年後に向け、練習でもマジックスピード2を使いながら、”今”より走力をあげてレベルアップしていきます

一緒に頑張りましょうね!

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