インターネット・スマホ・SNSの普及により、誰でも、どこからでも世界中の情報を取得できる時代になりました。「普通に定年まで同じ会社で働き続ける」「終身雇用・年功序列」といった時代は終わりを迎えようとしています
この記事では”会社員で副業を始めた”、”会社員を辞めて独立起業したい”方向けに、会計事務所での実務1週間の体験を基に、起業の盾(守り)として必要な”簿記会計”についてや、会社での働き方・改善についての考えや気づき・教訓を記載します
会計事務所の基本業務=”企業で義務付けられている会計・税務”の悩み解決や手伝いです
1週間毎に記事を更新していますので、季節的な企業の会計税務の実務を知ることができます
目次
今週の体験ポイント
★生命保険は大事だけど適切な範囲で!
★決算は超大事、現金合わないはNG
★この先クラウド会計は必須
会社員プロフィール
僕は会計事務所(税理士事務所)に勤めるサラリーマン
現在入社して7年目
たいした資格は持ってません!
周知の資格で言えば
高校2年生の時に取得した日商簿記2級くらい
資格になってませんが
2022年8月に中小企業診断士の1次試験に挑戦
「経営法務」「経営情報システム」に合格してます
今の会社は好きです
顧客の財務体質の改善や業務効率化の提案サポートにやりがいを感じてます
社内には尊敬できる人もいます
だから前向きに脱サラして独立したいと考え行動しています
会計事務所の仕事内容
顧問先企業(法人や個人事業主)に
日々の簿記の指導、年に1回の確定申告書(決算申告書)の代理作成
ひと月・四半期・半期での業績報告
その他、財務・会計・税務相談の対応
をしてます。
会計事務所のやりがい
経営者とのやり取りが多い事
いち企業の代表者から相談を受けます
上から目線、下から目線は無く
横目線でお互いコミュニケーションが取れる
刺激になるし
いろんな業界に詳しくなります
1週間の実務体験記 2022年11月08日~14日

■11/8:顧客に生命保険を提案・加入申し込み
会計事務所では顧客に生命保険の加入提案指導も行います
今回は借入金増加に伴う保障の追加です
■11/9:今期新規顧客の初決算
今期より他の会計事務所から当社に移行していただいた顧客の初決算申告
現金の帳簿価格と実査価格が大きくずれてたり、公私混同があったり大変
合わない分は代表者責任のため、代表者貸付になる
■11/10:通常の顧客訪問
僕と同世代の個人事業主
業績好調ですごい
尊敬してます
■11/11:個人事業から法人成りしたばかりの顧客のクラウド会計運用指導
僕と同世代の代表夫婦
マネーフォワード会計を導入してます
会計や経理の効率化の重要性をすごく理解してくれててすごく助かる
こらから出てくる課題を一緒に解決したいと思える
■11/14:通常の顧客訪問
財務体質の改善に取り組んでいる顧客
今は大変だけど、少しずつ上昇してきてる
気づき
■生命保険について
提案する時は今でもドキドキする
普段からコミュニケーションを取っていれば話は聞いてくれる
■新規顧客の1回目の決算申告
とにかく初回の決算申告は大事
ここでゆるくしてしまうと正しい申告ができなくなる
■クラウド会計マネーフォワードの運用指導
実は僕自身も手探り状態
だからお客さんと一緒に悩む時もある(笑)
その辺をさらけ出せる顧客なので助かる
教訓
■生命保険で儲けようと考えてはいけない
必要な理由を説明し
必要最低限だけ掛捨てで
■初回の決算は時間をかける
ひとつひとつの勘定科目を丁寧に抑える
時間はかかってもいい
特殊な処理、代表者に不利益な処理については入念に説明
今回は文書も作りました
■クラウド会計は今後必須
僕たちが導入から指導まで行えるようにならないといけない
自分たちの既存の仕事を無くす行為ではなく新たな挑戦
その先にやるべき仕事はでてくるはず
まとめ

■会計事務所は生命保険の加入指導も業務のひとつ
根拠に基づき適切な保証額・保険料で提案
■初回の決算はすごく大事
当たり前だけど
・現金合わす(結構でたらめなとこもあります)
・代表者勘定を減らす、無くす
■この先クラウド会計は必須
導入して使いこなせるようになれば経理業務の時間は大きく浮きます
浮いた時間を別のことに有効活用すればいい
例えば、SNSでのPR
年末調整の時期に入ってきました
これから会計事務所は繁忙期に入ってきます
いやー時間が経つのは早い
ではまた🌸